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2014年2月14日

 麻酔の注射をするのが、痛くて苦手といわれる方は多いと思います。
 当医院では、少しでもその痛みを軽くしようと工夫をしています。

 まず麻酔の注射をする前に、ゼリー状の表面麻酔を塗ります。これにより針が刺さった時の痛みが軽減されます。

 次に麻酔液を体温に近い温度に温めます。麻酔液は通常室温保管であるため、体温より低い温度です。温めることで、温度差による痛みが少なくなります。

 注射する針は極細針を使います。通常は0.4㎜の針を使うのですが、0.2㎜の針を使います。

 そして麻酔の注射をするわけですが、1回目の注入量をほんの少しにします。
 この少しの麻酔が効いてきたら、追加の麻酔をします。
 1回目の麻酔の量が多くても痛みがあります。
 また麻酔の注入スピードも出来るだけゆっくりにします。

 しかし、麻酔が効くかどうかは麻酔方法だけではなく患者さん側の条件もあります。
 (例えば、炎症がある部位には麻酔が効き難いです。)

 痛い思いをしたくないのであれば、とにかく予防をしっかりとして虫歯や歯周病にならないようにすることが大切ですし、出来るだけ早期発見・早期治療を行うことが必要です。

2014年2月10日

 歯はとても複雑な形をしています。
 
 「つめもの」や「かぶせもの」はできるだけぴったりと歯との境目に段差や隙間ができないように、丁寧に作製されます。

 しかし、長年の使用などでどうしてもミクロン単位での段差や隙間ができてしまい、この隙間に歯垢(プラーク)がたまったり虫歯の原因である細菌が入り込んで、二次カリエス(虫歯)の原因になります。

 
 また、「つめもの」や「かぶせもの」は「歯科用セメント」といった特殊な接着剤でしっかりと接着されています。

 この接着剤はそれ自体で隙間を埋める効果も持っていますが、お口の中で長年使用していると、どうしても接着剤が少しずつ溶けてしまします。

 そこに隙間ができ、歯垢(プラーク)がたまって二次カリエス(虫歯)になってしまします。

 
 ですから、定期的な健診が大切です。プラークの除去、合わなくなった「つめもの」や「かぶせもの」の早期発見と治療により、二次カリエスをなくすことができます。

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初岡歯科医院 初岡昌憲

初岡歯科医院 初岡昌憲
http://www.hatsuoka.com/

当院は、京都市下京区烏丸四条にある、祖父、父、私と3代続く歯科医院です。一般歯科から小児・予防・歯周病・インプラト・入れ歯・審美歯科治療を中心とした一般歯科診療を行っています。

当医院の基本理念は、なるべく削らず抜かない、歯を保存する治療です。ていねいで痛みの少ない治療を心がけていますが、治療後の安定した状態を長持ちさせるためにも予防が大切だと考えています。患者さんとのコミュニケーションを大切にし、生涯にわたるお付き合いしていきたいと思っています。