虫歯の段階と治療について④【京都市 下京区 四条烏丸 歯科 歯医者 初岡歯科医院】
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歯の頭の部分がほとんど崩壊し、歯の根っこだけが残った状態です。
死んだ歯の神経に細菌が感染して腐り、悪臭を放ちます。
そして歯の根っこの先から、歯の周りの組織に侵入し、炎症を起こして顎の骨を破壊し、膿が溜まったりします。
さらに長期そのままにしておくと、歯の根の先に腫瘍や膿の溜まった大きな袋になったりします。
こうなると痛みはなくなりますが、細菌が病巣から血液によって運ばれてほかの臓器や関節に二次的感染をおこすこともあります。
痛みがなくなるのは治ったわけではありません。
この段階の治療は死んだ神経と歯の内部の細菌を徹底的に除去します。
もし歯の外側の組織にまで細菌感染した場合は、歯の内部に薬を入れ、外側の組織の細菌が減ってくるまで何回も薬を入れ替えたり消毒を繰り返すため時間がかかります。
「かぶせもの」を製作することが多いですが、状態が悪い場合は歯を抜くこともあります。