妊娠中のお手入れと治療③【京都市 下京区 四条烏丸 歯科 歯医者 初岡歯科医院】
妊娠性歯周炎に注意
妊娠中はホルモンの分泌が盛んになります。
このホルモンを好む細菌が増殖し、歯周炎を引き起こすことがあります。
これを妊娠性歯周炎といいます。
歯周炎になると、歯ぐきが腫れたり、出血したりします。
場合によっては早産の原因になることもありますので、しっかりとしたケアが必要です。
妊娠性歯周炎に注意
妊娠中はホルモンの分泌が盛んになります。
このホルモンを好む細菌が増殖し、歯周炎を引き起こすことがあります。
これを妊娠性歯周炎といいます。
歯周炎になると、歯ぐきが腫れたり、出血したりします。
場合によっては早産の原因になることもありますので、しっかりとしたケアが必要です。
つわりがひどい時の歯磨き法
①時間にこだわらない
歯磨きは食後できるだけ早くにする方がよいですが、つわりがひどい場合などは、無理をせず体調の良い時に歯を磨きましょう。
②小さめの歯ブラシを使いましょう
大きい歯ブラシはのどを刺激しやすく、吐き気も感じやすくなります。なるべく小さめの歯ブラシを使用して、刺激を少なくしましょう。
③歯磨き粉
歯磨き粉の匂いで気持ち悪くなることもあります。歯磨きで大切なのは、歯磨き粉の良しあしよりも、まずはしっかり丁寧に磨くこと。ですから、種類にこだわらずできるだけ香料の少ないものを選んでしっかり磨きましょう。
④下を向いて歯を磨きましょう
歯磨きをしていると、だんだん唾が溜まってきます。唾が喉の奥に溜まると吐き気をかんじやすくなるので、下を向いて歯を磨きましょう。
妊娠中の食生活
妊娠中はできるだけ歯の治療は避けたいものです。
虫歯の大敵は甘いものと不規則な食生活。
妊娠中は甘いものが欲しくなりがちですが、甘いものを食べたいときはお菓子などを避けましょう。
また、間食も虫歯の原因になりますので、できるだけ控えるようにしましょう。
妊娠中は、味覚や嗅覚が敏感になり、歯磨きも怠りがちになります。
そんな時は、無理せず、できるときに歯を磨きましょう。
自転車で転んで口元付近を強く打ったため、歯が脱臼した患者さんのレントゲン写真です。
この患者さんは夜中に転ばれ、救急病院でケガの手当てを受け、抜けた歯は病院で生理食塩水が入った容器にいれてもらい翌日来院されました。
当院にて歯の洗浄を行い、麻酔した後に抜けたところに歯を戻し(再植)、歯科用の接着剤で両隣の歯とくっつけた状態のレントゲン写真です。
口元の傷が落ち着いてから、歯の中に残った歯の神経の残骸を取りました。
5カ月後のレントゲン写真です。
痛みなどの問題はなく、歯はくっついています。
根管治療中、痛みがなくなったからといって途中で治療をやめてしまうと、消毒で減った根管内の細菌が再び繁殖します。
歯の神経をとってしまうため、痛みがでないこともありますが、やがてさらに奥の神経が痛んだり、膿が溜まったりして、抜歯になることもあります。
複雑な形の根管ではお時間がかかることもありますし、消毒の薬を効かすために回数がかかるかもしれませんが、必ず最後まで治療をお受けください。
歯の根(根管)の治療は時間がかかります。
根管は血管や神経が通っており管状になっています。
根管治療では、この中をきれいにしていきます。
しかし、根管はわずか数ミリしかなく、しかも複雑に入り組んでいる場合もあります。
しっかり細菌を除去し、再発しないように薬を詰めるために、根管の状態によって治療に回数と時間が必要になります。
虫歯が進行して、神経まで虫歯菌などにおかされると、激しく痛みます。
また、以前に神経を取り治療した歯でも、何らかの原因で歯の中に細菌が侵入することがあります。
放っておくと、歯を抜かなければならなくなることもあります。
歯の中をきれいにして、細菌をしっかり除去し、さらに形を整えて薬を詰めます。
この治療を根管治療といいます。
「根尖」とは、歯の根っこ先端部分です。
この部分が病気になってしまったものを、総称して「根尖病変」といいます。
虫歯で神経を取った所が腫れたり、歯が割れてしまうなどの原因で細菌が感染し、膿ができたりします。
自覚症状がない場合もありますが放っておくと痛みだしたり、周りの健康な歯への影響、さらには全身疾患の原因となる場合もありますので発見したら適切な対応が必要です。
治療は、歯の内部の清掃と消毒を数回繰り返すため、通院回数が多くなることもあります。
特に奥歯は歯の根が複数あったり複雑な形をしているため時間がかかることがあります。
通院回数や治療時間がかかることもありますが、必ず最後まで治療をお受けください。
C4
歯の頭の部分がほとんど崩壊し、歯の根っこだけが残った状態です。
死んだ歯の神経に細菌が感染して腐り、悪臭を放ちます。
そして歯の根っこの先から、歯の周りの組織に侵入し、炎症を起こして顎の骨を破壊し、膿が溜まったりします。
さらに長期そのままにしておくと、歯の根の先に腫瘍や膿の溜まった大きな袋になったりします。
こうなると痛みはなくなりますが、細菌が病巣から血液によって運ばれてほかの臓器や関節に二次的感染をおこすこともあります。
痛みがなくなるのは治ったわけではありません。
この段階の治療は死んだ神経と歯の内部の細菌を徹底的に除去します。
もし歯の外側の組織にまで細菌感染した場合は、歯の内部に薬を入れ、外側の組織の細菌が減ってくるまで何回も薬を入れ替えたり消毒を繰り返すため時間がかかります。
「かぶせもの」を製作することが多いですが、状態が悪い場合は歯を抜くこともあります。
初岡歯科医院 初岡昌憲
http://www.hatsuoka.com/
当院は、京都市下京区烏丸四条にある、祖父、父、私と3代続く歯科医院です。一般歯科から小児・予防・歯周病・インプラト・入れ歯・審美歯科治療を中心とした一般歯科診療を行っています。
当医院の基本理念は、なるべく削らず抜かない、歯を保存する治療です。ていねいで痛みの少ない治療を心がけていますが、治療後の安定した状態を長持ちさせるためにも予防が大切だと考えています。患者さんとのコミュニケーションを大切にし、生涯にわたるお付き合いしていきたいと思っています。