「歯の脱臼」について【京都市 下京区 四条烏丸 歯科 歯医者 初岡歯科医院】
転んだり何かに強くぶつかったりして口元を強く打った時、歯が抜けたりすることがあります。
これを歯の脱臼といいます。
歯が脱臼して抜けた場合、抜けた歯をもう一度抜けたところに戻すこと(再植)ができます。
この場合、注意点が2つあります。
1つはきれいに洗わないでください。
なぜかというと、歯の根っこの部分には歯根膜という膜の部分があり、これがあることであごの骨と歯がくっつきます。
地面に落ちたからといってゴシゴシ洗われると、この歯根膜がはがれてしまい、あごの骨と歯がくっつかなくなります。
次に抜けた歯を乾燥させないでください。
乾燥すると歯根膜の細胞が死んでしまいます。
学校の保健室などに「歯の保存液」があればそれに入れていただき、なければ牛乳につけて乾燥させないようにしてください。
そして、できるだけ早く歯科医院を受診してください。再植は処置が早いほど成功率が上がります。